米国務省のヌランド報道官のニュースは各局で取り上げられていて、これで何人目の首相かと記者に聞かれたら、「知らない」との返事。舌を出す始末で、見ていてずいぶん子供っぽいことをする人だなと思った。が、こんなところが米国の本音なのだ。後で釈明はしているが、綸言汗の如しでそんな釈明は無駄かと思う。
情けないのはこの報道官ではなく、我が国の政治体制なのだ。オバマ政権になってから野田首相が5人目。政権交代してから3人目という。これだけ首相が交代すると何をやっているのか、海外は見るだろう。先日の日本の国債の格下げはこういう政治状況の反映である。同時期のニュースにシンガポールの国債は引き続きトリプルAのままというのが今朝流れていた。政治体制の安定を理由に挙げていた。まさしく対照的なニュースではある。